セラピスト制服は、サービス業のなかでも特に動きと耐久性を求められるユニフォームです。施術者は膝をつき、前傾し、腕を伸ばし、意図的に暖かく保たれた施術室で数時間にわたり全身を使って働きます。同時にお客様は、スタッフの装いから店舗の第一印象を判断します。制服は作業着であり、同時にブランドそのものです。
本記事は、タイ古式マッサージ店・デイスパ・ホテルスパ・複数店舗を展開するウェルネスブランドの経営者様と調達ご担当者様に向けて、衣服そのものに焦点を当ててまとめました。シルエット・生地・男女別サイズ・全店舗で品質をそろえる発注方法までを解説します。

セラピスト制服が一般のスタッフ制服と異なる理由
フロント制服はきちんと見えることが第一ですが、施術者の衣服はまず可動域から設計する必要があります。背中が突っ張る、腰まわりがずり上がる、ベッドに前傾したときに襟元が開く。こうした点はお客様にとっても施術者にとっても大きなストレスになります。
- 可動域:ゆとりのある袖ぐり、突っ張らない肩まわり、腕を前に出しても引かれない身頃。
- あらゆる姿勢での上品さ:確実な打ち合わせ、前傾しても開かない襟元、かがんでも安心な着丈。
- 静かな印象:光沢を抑えたマットな生地と、落ち着いた色調。派手な柄は使いません。
- 洗濯耐性:オイルやバームと毎日の高温洗濯は避けられないため、色落ちしにくさと縫製強度が何より重要です。
当社が仕立てる主なセラピスト向けアイテム
ラップシャツ(打ち合わせ型)
紐で結ぶ打ち合わせ型は、施術室で最も実用的なシルエットです。ボタンではなく紐で留めるため体の動きに追随し、体型差のあるチームでも調整が利きます。当社カタログのMinimalist Dusty Rose Wrap Shirtは、スパで好まれる落ち着いた色調とシルエットの好例です。
作務衣型の上下セット
日本の仕事着である作務衣を原型とした、ゆとりのある上衣と腰紐仕様のストレートパンツの組み合わせです。可動域が非常に広く、タイ伝統・和風・禅モダンのいずれのコンセプトにも自然になじみます。
立ち襟(マンダリンカラー)のサービストップス
ホテルスパや高価格帯のウェルネスフロアでは、やや身体に沿わせた立ち襟のトップスが選ばれます。共布のパンツと帯状のウエストアクセントを合わせることで、施術フロア全体をホテルの水準まで引き上げられます。
男性用・女性用の型紙を分ける理由
タイのマッサージ店・スパでは男性セラピストの採用が着実に増えています。ユニセックスの一型では、結局どちらにも合わないという結果になりがちです。当社は同じ生地・同じ色で男女別に型紙を展開するため、チームとしての統一感を保ちながら、一人ひとりに合う一着をお届けできます。
- 女性用:ウエストをやや絞り、バストにゆとりを持たせ、袖丈と着丈を小柄な体型に合わせて調整。
- 男性用:肩幅と胸まわりを広くとり、直線的な身頃、袖丈と股上を長めに設定。
- XS〜5XLのフルサイズ展開:新しく入られたスタッフも初日から制服を着用でき、特注待ちが発生しません。
タイの気候と施術業務に適した生地
タイの施術室は意図的に暖かく保たれています。セラピスト制服の成否は、生地選びでほぼ決まります。
- ポリエステル混紡(60/40・65/35):通気性と型崩れのしにくさを両立し、業務用洗濯にも耐えます。
- 綿高混率のツイル(綾織):柔らかな風合いとマットな表情で、シグネチャールームにふさわしい高級感が出ます。
- 微量ストレッチの織物:腕をいっぱいに使う施術が続く現場向けに、ポリウレタンをわずかに混紡します。
- 防汚・染色堅牢加工:オイルやバームを日常的に使う店舗では必須の仕様です。
タイ伝統スタイルとモダンスパスタイル
どちらも有効ですが、互換性はありません。タイ古式マッサージの店舗では、打ち合わせ型・藍やアース系の色調・織り感といった伝統的な要素が求められます。一方、都市型のモダンスパでは色数を抑え、縫い目を整理し、現代的なホスピタリティウェアに近いシルエットが好まれます。当社は同一の型紙ライブラリから両方を仕立てられるため、複数業態を運営されるグループ様も、一社・一基準で統一できます。
複数店舗でブランドをそろえる
シルエットが決まった後の課題は一貫性です。胸・袖・背中へのロゴ刺繍、内装に合わせたブランドカラーの調色、そして型紙の保管。この三点により、十番目の店舗にも一号店とまったく同じ品質の制服をお届けできます。位置や糸色の指定方法はユニフォームのロゴ刺繍の記事をご覧ください。
まとまった数量でのご発注の流れ
- 要件整理:コンセプト・色調・施術メニュー・店舗ごとのセラピスト人数を確認します。
- 生地と色の選定:実物のスワッチをお送りし、ご承認いただきます。
- サンプル製作:男性用・女性用を各一着仕立て、実際の施術室で着用試験を行います。
- サイズ確定:フィッティングセットで全員を採寸します。推定では合わせません。
- 生産と納品:型紙を保管し、新店舗の開業時に同一仕様で追加生産します。
セラピストだけでなく店舗全体の制服を整える場合は、受付・サポート職まで扱ったマッサージ店のスタッフ制服、ホテルスパ・デイスパ向けのスパスタッフ制服もあわせてご覧ください。
よくあるご質問
どのタイプのセラピスト制服が最適ですか。
タイ古式マッサージ店の多くは、打ち合わせ型のトップスにゆとりのあるパンツを合わせる形、または作務衣型の上下セットが最適です。動きやすさ・上品さ・静かな印象のバランスに優れます。ホテルスパでは、より格式のある立ち襟のトップスが選ばれる傾向にあります。
男性用と女性用は別々に作れますか。
はい。同じ生地・同じ色から男女別の型紙を展開し、XS〜5XLで承ります。男女混成のチームでも統一感を保ちながら、一人ひとりに適したフィット感を実現します。
マッサージオイルと毎日の洗濯に強い生地はどれですか。
防汚・染色堅牢加工を施したポリエステル混紡60/40または65/35が最適です。綿100%より色と形状の保持に優れ、暖かい施術室でも通気性を確保できます。
店舗のロゴを入れられますか。
可能です。胸・袖・背中に調色した糸で刺繍いたします。控えめな表現をご希望の場合は、生地と同系色のトーンオントーン刺繍もお選びいただけます。内装に合わせたブランドカラーの調色にも対応します。
最低発注数量はどのくらいですか。
個人経営の店舗様から複数店舗を展開されるグループ様まで承っており、数量に応じた段階的な単価をご用意しています。スタッフ人数をお知らせいただければお見積りをお出しします。費用の考え方はユニフォーム価格ガイドをご参照ください。
Zionwardへのセラピスト制服のご相談
Zionwardはバンコクを拠点とするプレミアムユニフォームメーカーです。スパ・タイ古式マッサージ店・ホテル・レストラングループ向けに、オーダーメイドのホスピタリティユニフォームをタイ国内および海外へ供給しています。生地調達・型紙作成・サイズ展開・刺繍・追加生産まで自社で一貫対応いたします。
コンセプトとチームの人数をお知らせいただければ、生地のご提案とお見積りをお送りします。ウェブサイトからのお見積り依頼のほか、LINE・WhatsAppでも承ります。まとまった数量・複数店舗・OEMのご相談も歓迎です。生産体制の詳細はユニフォーム製作サービスをご覧ください。
ユニフォームのお見積もりをご依頼ください
Zionwardはタイでレストラン・ホテル向けのオーダーメイドユニフォームを製作しています。生地・色・仕立て・ロゴ刺繍まで御社のブランドに合わせて対応し、1営業日以内にご返信します。